Sakuya的音樂盒
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千切れた雲の隙間に 映ゆる今宵の月は |
波雲飄過的空隙之間 掩映出今夜明月 |
解けた帯によく似た 淡い花模様 |
恰似寬解下的腰帶上 淡雅花紋 |
愛し君の唇が 口ずさむ手毬唄 |
妳可愛的小嘴 輕聲哼起童謠小調 |
あの日の面影はもう 禍夜最の果て |
那日容顏已成爲 那夜災禍最後的結果 |
根雪の下で芽吹いた意思の |
殘雪下破土而出的心意 |
蕾は何処で咲くのだろう? |
花苞又會在何處綻放呢? |
差しのべた手の温もりは変わることなく |
伸出的手 溫暖還尚未消散 |
失くした物を忘れ去るように |
就像要忘卻那些失去的事物 |
過ぎ行く四季の移ろいに |
四季輪轉交替不停 |
道の端揺らぐ花よ 君は今何思う |
路旁搖曳的花啊 妳現在又在想什麼 |
遠く滲む縹色 流々と旅行く魚は |
共長天一色的流水 絡繹不絕的魚群 |
「己が運命」と散りても羽瀬に惑いて |
說是爲「自己的命運」而犧牲 卻是困入了魚簍中 |
葉黒無く脆く砕けた命(ツキ)の |
飄渺而脆弱的這已經破碎的生命(殘月) |
欠片は何処へ還るだろう? |
碎片該歸還於何處呢? |
天翔けるその煌きは 語ることなく … |
まだ幼いあなたを「咲夜」って名付けた |
在妳還很小的時候就給妳取名「咲夜」 |
夜に咲き誇る漢字2文字で「咲夜」 |
在夜晚盛開而自誇的漢字兩個字「咲夜」 |
見習いからメイドとして始めたころは |
妳剛開始做見習女僕那時 |
まだ日傘を持つ手が震えてたりしてた |
撐陽傘的手臂還在不停顫抖 |
いつもいつも私たちは一緒だったなぁ |
永遠永遠我們會在一起吶 |
背伸びして私の髪をといてくれたなぁ |
妳踮着腳幫我梳過頭髮吶 |
大きな胸に夜色の瞳輝かせたなぁ |
看到大胸的時候妳的夜色的瞳孔兩眼發過光吶 |
あなたがそばに来て私はいっぱい笑ったんだなぁ |
自從妳來身邊之後我盡情笑過很多次吶 |
咲夜 咲夜 会いたいよ |
咲夜 咲夜 好想見到妳啊 |
いやだ朝までなんて待てないよ |
不行 根本不可能等到天亮啊 |
天に輝く明星 お願い |
天上最亮的金星 求妳了 |
時の針をもっと回して |
讓時鐘的錶針再多轉一些 |
咲夜 咲夜 会いたいよ |
咲夜 咲夜 好想見到妳啊 |
いやだ懐こい笑顔待てないよ |
不行 熟悉的笑容根本等不及了 |
天に輝く明星 お願い |
天上最亮的金星 求妳了 |
時の針を早く回して … |
君はなぜ泣いているの? |
妳爲什麼在哭呢? |
知らんぷり もう出来ない |
已經不能再裝作沒有看到 |
悪戯に笑い合える 君がいい |
捉弄人之後笑還回來 那樣更適合妳 |
『同情』や『共感』は後付け |
說「同情」或「共鳴」都是馬後炮 |
とにかく君が心配 |
總之還是擔心妳 |
素直に「笑って」と言えば |
以爲單純地一句「笑一下」 |
元通りになると思ってたよ |
就能回到原來的樣子 |
哀しみが零れ落ちて |
悲傷的眼淚零落 |
足元を濡らしてゆく |
沾溼腳旁足畔 |
幼気で深い 君の見過ごせぬ |
無法忽視楚楚可憐的妳 |
小さな海は |
小小一灘海 |
安っぽい慰めでは |
掉價的安慰 |
汲み取れはしないと知り |
也知道大概不能感同身受 |
励ましや 問うことさえ |
鼓勵的話 甚至詢問緣由 |
躊躇った |
都躊躇了 |
優しく接してあげたい |
想能夠溫柔地接觸妳 |
だけれど どうすればいい … |
幾千の夜 幾万の星 |
數千夜晚 數萬繁星 |
泣いて流れ抱きしめて |
哭着喊着抱緊着 |
愛しい君を 切に思う |
深切想念着 深愛的妳 |
涙枯らせる程に |
甚至流乾眼淚的程度 |
揺り籠のように揺れる |
像搖籃一樣搖擺中 |
時代は儚さの小舟 |
時代就像纖纖小船 |
紡ぎ合える指先さえも |
就連十指相合的指尖也 |
風の悪戯に解けてく |
因風的玩笑而解開 |
虚ろな心一つ |
一顆空虛的心 |
天の川を旅しながら |
漫遊於銀河繁星中 |
何時か辿り着けると信じ |
堅信終有一日能到達 |
願う切なさの道標 |
所思所念的那塊路標處 |
遥かな記憶の果て この灯火 |
探尋遙遠記憶的終點 這片燈火 |
約束の月見桜 感じて |
約定的月下櫻 感覺到 |
幾千の恋 幾万の傷 |
數千戀愛 數萬傷痕 |
強く深く限りなく |
強烈的深刻的無邊無垠的 |
描く未来 永久人 |
描繪中的未來 永恆不變的人 |
現在を忘れる程に |
甚至忘了現在的程度 |
シンデレラアバターは駆け引きが上手 |
仙杜瑞拉的身份適合臨機應變 |
然り気なく君にガラスの靴を捧げます |
若無其事地向你送去水晶鞋 |
理想的女性像で君を誑かすの |
用理想的女性形象誘惑你 |
「猫かぶり」さえ可愛らしい魔性で |
甚至扮作貓咪那麼可愛又魔性 |
磨かれた名演技に酔い痴れなさい |
快痴醉於我磨練已久的演技下吧 |
灰かぶった少女なんていなかったの |
蓬頭垢面的灰姑娘根本不存在 |
シンデレラアバターは魔法の産物 |
仙杜瑞拉的身份是魔法的產物 |
お伽噺では刺激不足 大人の味 |
童話故事不夠刺激 成人的味道 |
シンデレラアバターは我儘にさせる |
憑藉仙杜瑞拉的身份讓我爲所欲爲 |
迎えに来てよ 唇が乾かないうちに |
快來迎接我吧 趁脣印未乾 |
お姫様 召使い なんでも演じれそう |
公主 侍從 感覺什麼都能演 |
臆病な本性さえ隠せるなら |
只要能藏起我膽小的本性 |
これほどに私を狡賢くさせる |
讓我變得如此狡詐 |
君の魅力こそが罪 気付いてるの? |
全是你的魅力的罪過 沒注意到麼? |
シンデレラアバターは魔法の産物 |
仙杜瑞拉的身份是魔法的產物 |
お伽噺では刺激不足 大人の味 |
童話故事不夠刺激 成人的味道 |
シンデレラアバターは我儘にさせる |
憑藉仙杜瑞拉的身份讓我爲所欲爲 |
迎えに来てよ 唇が乾かないうちに |
快來迎接我吧 … |
残響は鳴り止まず |
回聲響而不絕 |
胸に残る |
留於心中 |
記憶に縋ることだけ |
沉溺在記憶中這一點 |
上手くなってしまった |
卻變愈發熟練了 |
光降る |
陽光灑落 |
平穏に誘われて |
誘向平穩日常 |
窓から見える |
從窗沿看去 |
いつもの後ろ姿を探した |
探尋一直在那兒的背影 |
わかってる |
我明白的 |
会えなくなるわけでも無くて |
並不是再也見不到了 |
君が消えてしまうことも無い |
也不是妳要永遠消失了 |
過去と違うことは一つ |
和過去相比唯一不同的一點 |
「答え」が知らせた見えない壁 |
是得知了「答案」這堵看不見的牆 |
残響は鳴り止まず |
回聲響而不絕 |
胸に残る |
留於心中 |
元の形が消えても |
就算已經沒有了原本的形狀 |
哀しみは消えません |
悲涼還是不會消失 |
綺麗だった音色も |
曾經清澈的音色 |
濁っていた |
也變得渾濁 |
あのドアを開けなければ |
沒打開那扇門的話 |
知らずにいられたのに |
明明還能繼續不知情的 |
ぎこちない |
生疏而尷尬 |
新たな二人の距離 |
兩人間新的距離 |
何を話せば … |
夜桜に君を隠して |
將妳藏於這夜櫻中 |
新たな道へ |
走向新的方向 |
無情な選択 |
無情的選擇 |
美しさも無く |
沒有絲毫美感 |
まあ 悲劇だったら |
嘛 要是場悲劇的話 |
見世物には良い |
很適合別人旁觀吧 |
君は月の様に輝いてる |
妳像月亮一樣照亮夜空 |
見ないように生きるなど |
要裝作沒看到繼續活着什麼的 |
素面では到底無理な訳で |
清醒的時候說實話我做不到 |
今宵も散る花を浮かべ |
今夜也讓花瓣浮於杯盞 |
夜桜に君を隠して |
將妳藏於這夜櫻中 |
美酒を味わう |
品味這美酒 |
酔い痴れたら |
如果能癡醉於 |
都忘れ |
這片野春菊 |
君を忘れ |
從而忘記妳 |
新たな未来 |
向新的未來 |
愚かな期待を |
愚蠢的期待 |
君の言葉から |
起因於妳的話語 |
そう 未練が生んだ |
是 產生這份留戀 |
捻じれた解釈 |
是因爲扭曲的解釋 |
君は月の様に眩しいけど |
妳雖像月亮一樣耀眼 |
朝はいずれやってくる |
但是清晨遲早會來臨 |
アンニュイに溺れるばかりでは |
一味沉溺在萎靡中的話 … |
星が広がる空 |
廣闊星空下 |
一人立ち止まって |
一個人駐足 |
伝えられずにいる |
傳達不到的思緒 |
この想い 見上げて |
仰頭許下心願 |
目に見える物は |
眼中映入的事物 |
全部 愛おしくて |
全部都如此可愛 |
耳に届く音は |
耳中傳入的聲音 |
何もかも 美しい |
句句都如此美麗 |
星を 線で結んで |
用線條將星星連起來 |
君を描いて |
畫出妳的樣子 |
瞳 の中に 映した |
牢牢記在眼中 |
いつも 強がる |
一直在 逞強的 |
私は突っぱねて |
我一直在抗拒 |
本当は 君が居ないと |
其實 沒有妳 |
駄目なのに |
就完全不行 |
遠く 遠く 続いてる空 |
向遠方延展的夜空 |
その向こうで 君は 何想う |
那一端的妳 在想什麼 |
いつか消える … |
たま |
たま |
向こうの世界は いつも 賑やか |
對面的世界 總是很熱鬧 |
だけど どこか つまらなそうだ |
但是 總覺得哪兒 有些無趣 |
『一緒に笑える』それだけのこと |
『能一起歡笑』只有這一點 |
とても大切なこと |
是最重要的事 |
ランコ |
ランコ |
教えてくれた君への感謝は |
妳告訴我種種的感激之情 |
尽きないけど 「ありがとう」とは |
無以言表 就連一句「謝謝」 |
照れくさくて 言えそうにない |
都羞澀得 難以啓齒 |
今夜も 黙って乾杯 |
今晚也 默默乾杯 |
たま ランコ |
たま ランコ |
「憂世鬱世」云々 嘆き節 |
聊起「憂世鬱世」云云 悲嘆處 |
肴に呷る 酒の苦味よ … |
その花を 咲かせばあとは |
那朵花 開了之後將如何 |
枯れるのが その定めか |
就會枯了麼 宿命是如此麼 |
その命 散らしてつなぐ |
那條命 將斷卻又續 |
思いを全て 受け取って |
所思所想 全盤盡收 |
竹ノ花 |
竹之花 |
【七】 |
【七】 |
遠くに見ゆるその影に ふと過る |
遠遠望去那背影 忽又消失 |
遠い日に交わした約束 |
遠久之日互換的約定 |
この手の届かぬところへ 歩み去る |
漸漸走向伸手也無法觸及的地方 |
その背中に影を合わせて |
將自己的身影重疊在那背影上 |
交わし足りぬ言葉 |
那些說不盡的對話 |
全てを胸に押し止め |
全都壓在心底 |
ただただ願うのは |
只是一心所願 |
愛した女の幸せか |
所愛的女子是否幸福 |
竹ノ花 |
竹之花 |
咲けばただ |
一旦開花的話 |
散るまでの身と聞けども |
聽聞生命就僅剩到花謝爲止 |
その命の在る限り |
只要那命還在 |
どうか生きてゆけと |
還請一定要活下去 |
その幸せを願えばと … |
華咲 |
花開 |
望み望まれて此処に |
此處有求有應 |
愛でたきものは此れに有り |
此處有喜愛之物 |
夢と現と交えては |
夢境與現世交匯時 |
幻想郷 に、遊ぶがいい |
可於幻想鄉玩 |
空を征く者がいる |
有空中飛的 |
怪異を祓う者がいる |
有驅散怪異的 |
其れ等を望む子等がいる |
亦有期望她們的 |
御伽噺を耳にして |
耳中聽聞怪誕軼事 |
思い巡らす其れ以上に |
心中所思更爲怪異 |
生きる幻想が其処に居る |
幻想中的生活正在彼處 |
何時の世も |
凡世間 |
愛でたきものは |
喜愛之物 |
往来の |
往來的 |
童遊の |
孩童遊戲 |
中にこそ有れ |
亦正在此處 |
華咲 |
花開 |
真優雅、舞うたれば |
當真優雅地翩翩起舞 |
華の都は、此れに有り |
花都亦在此處 |
夢と現と交えては |
夢境與現世交匯時 |
今日も変わりなく町角に |
今日一如既往街頭巷角 |